先日テレビを見ていて、老眼を改善する方法の紹介がありました。その番組では紅鮭缶詰を2週間食べ続けて症状が改善したと出ていました。もちろん食事で改善できるよう工夫することもいいとは思いますが、40代半ばから自覚しやすい「老眼」について知っていればそれほど恐れなくてよいんじゃないかと思っています。誰でも近くが見づらくなる日はくるし知識を持っていれば心配しなくていいよ~~って言いたいです。
30代前半の4年間メガネ店でメガネを販売していて、体験したこと感じたことをもとにまとめてみます。
老眼鏡を使い始める年齢
40歳代前半から後半が多かった印象です。最初はえ!?こんなに若いのに老眼??って思っていました。
英語では[Reading glasses]と表記される老眼鏡。「老」じゃなくて「読む」と表現されていたらもっとイメージも良いのになぁと思います。
40代でスマホの色の薄い文字が見づらくなっている方、普通ですよ~!
パソコンや近くをよく見るお仕事の方は気づくのが早い印象です。
近視の眼鏡をかけている人は老眼にならないの?
近視でも老眼にはなります。その人がよく見えるような視力1.5などに矯正したメガネを使っていれば早くに気づきやすいですし、弱め両目で0.7などに矯正していれば多少遅くに気づきやすいです。
目が良い人、メガネやコンタクトレンズで目が良く見えるようにしている人は老眼を気づきやすいと思われます。
100円均一や既成の老眼鏡を使える人はどんな人?
普段遠くが良く見えていてメガネなんて必要ない人、なおかつ乱視がない人
両方の目の見え方が違わない人
または、コンタクトレンズを使って上記と同等の矯正視力になっている人
眼科やメガネ店で機械で測定した球面度数Sが+、-0.00~0.50付近の
乱視の数値が0.75くらいまでの人
よいところ:安く買える すぐに入手できる
悪いところ:メガネ店で作るメガネに比べてフレームの作りが弱い
それ以外の人が使う老眼鏡3種類 ☆オーダーメイドタイプ
老眼鏡 手元専用メガネ
その人に合った度数、左右別々に処方して作れる
その人の使う距離に合わせてレンズの度数を合わせられる
例えば、パソコン中心で使うのでその距離に合わせたい。本や新聞を読む専用。
合わせた距離よりも近かったり遠かったりすると見づらくなります
遠近両用メガネ
上に遠くを見るレンズ、下に手元が見えるレンズをいれています。
以前見かけた1つのレンズに窓がついているタイプではなく見た目は普通のメガネと変わりません
1つのメガネで車の運転から、手元まで、中間距離のパソコンも見えます。
近視のまるみなは、このメガネが一番使いやすいです。1本持っていれば済みますから。
上と下に度数が入るので、メガネの縦の長さが4㎝程度必要です
レンズメーカーによって異なるので、詳しくはメガネ店で確認してください。
下のレンズ中央以外がゆがんで見える特性があります。
慣れるまで、階段を降りるときは、下のレンズで見ると危ないため、あごをしっかり下げてメガネの上レンズを使って降ります。
中近両用メガネ
上には遠くではなく1~2m程度先の距離が見える度数、下には手元が見える度数の入ったメガネ
遠くが見える度数は入っていません
上から下に視線を移すときのゆがみが、遠近両用よりも少なく使いやすい
手元用メガネよりも、視野が広く室内で使うには使いやすい
ちょっと離れたテレビからパソコン、手元のスマホまで見える
老眼に気づいてから老眼鏡を使うまで まるみなの場合
メガネ店店員として、目が良い人ほどメガネをかけずに生きてきたことに誇りを持っていて、老眼を受け入れることが大変な方も見てきました。
早い人で30代後半。40代に入ると近い距離がぼやけて見づらくなる老眼。自分ごととして気づいたのは、40代前半の夕方、ミシンの針に糸を通そうとしたときでした。部屋が暗い中、針の穴が見えない。。。あ~これが老眼かぁ。ついに来たのね。
それからしばらくして、遠くが良く見えるメガネで、寝るときに暗い場所でスマホのサイトの文字が青く薄いと見づらい。本がぼやける。
メガネの度数を弱く下げる。メガネ3本くらいそれでなんとかなっていましたが、どうにも見づらくなります。
いよいよ遠近両用を作ることにしたのが47歳くらいでしょうか。
遠くの度数に対して、手元の度数をADDで表記しますが、現在ADD+1.25
遠近両用のしくみを知っていたので、階段では(ゆがむから)しっかり下向いて降りてくださいねと説明していたことを体感して慣れるのにはスムーズなほうだったと思います。ぼや~っとした両脇の視界も2ヵ月ほどで気にならなくなりました。
家以外の駅の階段などで、降りているときに足を踏み外す!?と不安に思えたことが多かったです。半年もすると回数がかなり減ってきました。
今は、目線の送り方もほぼ気にならなくなるくらいに使えています。
遠近両用のレンズの場合、高齢になって手元と遠くの度数差がありすぎると、慣れるのが大変になるので、手元が見えにくくなったらお早めに遠近両用を作って慣れることをおすすめします。
遠近やメガネのことを書いて
メガネ店店員だったのも、15年以上前のこと。でも変わらない部分も多いはず。
専門的なことというよりは、一般の人でも知っていたら助かるかな~という
ポイントをポツポツ書いていきたいと思います。
よかったら、クロスビー&キャンプの合間の「意外と知らないメガネの話」もよろしくお願いします♪
初めてメガネを作るときの流れ
お子さんのメガネを初めて作るときなど先に知っておくと安心できますよ~
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